豊島区議会。11月26日登壇し、一般質問…

豊島区議会。11月26日登壇し、一般質問をした原稿と答弁です。

私は、豊島区議会みんなの党 関谷二葉でございます。みんなの党の解党が11月19日に突然決定し、11月28日の解党まであと2日となりました。結党より5年3か月。みんなの党を応援くださった方々にお詫びと感謝を申し上げます。
今回は、『健康で安全・安心なまちづくりを目指して 13』とのタイトルで、一般質問を行います。具体的なテーマは“危険ドラッグ関して”と“まちづくりに関して”を質問いたします。
始めに、危険ドラッグに関して質問をいたします。国会では、危険ドラッグの販売を規制する薬事法改正、いわゆる「危険ドラッグ禁止法案」が衆議院で可決されました。また、今定例会で「豊島区危険ドラッグその他の危険薬物撲滅条例」が上程されました。私どもの会派メンバーが2年前から注視して、その後の一般質問でも何度か取り上げてきました。今回の区条例は危険ドラッグから豊島区民を守る上で重要な条例になると考えております。「豊島区安全・安心に向けてまちづくり」という視点から、いくつか今回の条例案に関して質問させていただきます。
 今回の条例は新規薬物にも対応しているという点、区民や区内賃貸契約者にも義務を持たせるという点ですばらしいものだと思います。今回、条例の前文にありますように「豊島区は、地域の力を結集し、この豊島区から、そして日本中から危険ドラッグを一掃し、子どもたちに明るい未来を引き継いでいくために、この条例を制定します。」となっております。危険ドラッグをなくすためには、豊島区のみの努力では難しく、例えば、近接区や他の地域からたやすく危険ドラッグが入手できるような状況ならば、区外で購入し使用することが可能となり、豊島区民から危険ドラッグの被害を完全に防ぐことは困難だと考えます。従いまして、この条例が可決した時の次のステップとして、周囲の自治体への呼びかけや、モデルケースとしてどのように進めていくのか?ご教示いただければ幸甚です。
 前回の一般質問でも取り上げましたが、危険ドラッグや薬物を使用している方や、その方を心配する家族や友人への対応について、さらにお伺いいたします。区内には民間団体は恐らく無く、相談機関は、現在のところ、保健所とのご回答がありました。今回上程された条例の第5条は「区民の等の責務」となっております。区として、いつでも相談をできるホットラインの1つにこちらの案件も加えることはできないでしょうか?保健所の業務時間外にご相談したい方への対応を強くお願いいたします。また、危険ドラッグ禁止啓発時には、相談先の明記をお願いいたします。ご回答をお願いいたします。

次にまちづくりに関して3つの視点で質問させていただきます。東京シャンゼリゼプロジェクトで新虎通りの路上オープンカフェが話題を呼んでいます。豊島区では先日、国際アートカルチャー都市プレイベントとして、池袋駅東口グリーン大通りオープンカフェ社会実験が行われました。天候不順や急激な気温の変化があり、悪条件の中での社会実験だったと思いわれます。ここで質問をいたします。ご利用された人数や時間帯の分析など、今回の社会実験の考察をどのようにしておりますでしょうか。協力店舗の方からのご意見はいかがでしょうか?また利用された方からのご意見も含めてご示唆ください。私の住んでいる地域から近いことから、利用者からは自転車で来て、すぐ横に置き、カフェに寄りたい、ここでお酒が飲めたら快適だと思う、ペットと共にカフェに行ける喜びがある、防寒対策でパラソルヒーターが欲しい等、店舗の方からは、お客様に評判がよい、路面の空き店舗へのお店の誘導をお願いしたい等、取組みに期待するご意見を多々いただきました。開放感があり緑の多いグリーン大通りは気持ちが良く、また人が多くいることによる治安の向上にもつながると思われます。来年度以降に2度目の社会実験が行われ、国家戦略特区指定へと導くわけですが、豊島区としての今後の方針のご回答をお願いいたします。
次に自転車で走れるまちづくりとして、コミュニティサイクルに関して質問させていただきます。横浜市、埼玉市、千代田区、江東区、港区、世田谷区などの自治体が区内や市内の交通緩和やエコ等を考え自転車によるまちづくりしております。千代田区では民間業者の協力のもと、コミュニティサイクル実証実験“ちよくる”が開催中で、課題はあるものの好評と伺っております。コミュニティサイクルは近隣自治体と共同で事業展開することで利便性が高くなると思われますが、豊島区において、近隣区と連携し、コミュニティサイクルを導入するべきと考えます。区としての見解をご教授ください。
 次にリノベーションまちづくりに関して質問をいたします。第3回定例会で、事業費が1707万6000円の補正予算が可決されました。具体的にはリノベーションスクールなどの事業費と伺いました。そこで、先日、まちのトレジャーハンティング@豊島区が開催され、私もハンターとして、報告会も含め、ほぼフル参加いたしました。実際に参加して気づかされたことは、違う視点をもって見る事の重要さがわかりました。区内には“お宝”と呼べる人材、歴史、文化、空間が多々あり活用すべきと考えております。ここで質問をいたします。来年度以降の事業として、空き家、空き物件、空き店舗対策にはこのリノベーションまちづくりという取組みが必須であると考えますが、リノベーションまちづくりの先駆者である北九州市小倉区のいわゆる“北九州モデル”をどのように生かしていけるのか?また、区としての今後の事業展開していくのか?ご教授をお願いいたします。消滅可能性都市からの再生ということで、民間主導での豊島区モデルは全国から注目を集めております。既存の空間を生かした取り組みで、今後の発展に期待をしております。
 以上『健康で安全・安心な街づくりをめざして13』“危険ドラッグ関して”“まちづくりに関して”の一般質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。

答弁(区長)
ただいまの関谷二葉議員のご質問に対しまして、お答え申し上げます。
危険ドラッグについてのご質問のうち、条例の次のステップとして周囲の自治体への呼びかけやモデルケースとしての進め方についてのご質問にお答えいたします。
危険ドラッグ対策に関しましては、ご指摘のとおり、豊島区内の販売の規制が実現しても、危険ドラッグが豊島区以外の地域から持ち込まれたり、あるいは区外から配達されるなどの事案が想定され、周囲の自治体との連携強化が不可欠なものと認識しているところであります。本区といたしましては、危険ドラッグ撲滅の気運を高めるよう、まずは、区内の販売店の撲滅を図り、豊島区として、危険ドラッグ販売店「ゼロ」の宣言を行い、豊島区の取組みを全国に発信することで、危険ドラッグ対策の強化について、周囲の自治体に呼び掛けたいと考えております。既にお話いたしましたように、事故当時、豊島区内に10件あった販売店を関係機関の昼夜と問わないご努力により、最後の1店舗まで追い詰めることができました。いよいよ、最後の仕上げとして、現場の自治体しかできない条例を議会に上程するところまでまいりました。このような本区の取組みにつきましては、実際に他の多くの自治体から、条例にかんする意見照会が寄せられるなど、反響が広まっている状況であります。さらに、本区といたしましては、周囲の自治体との連携と併せ、危険ドラッグ対策の充実強化を図るため、警察や教育委員会と連携し、特に中学生等の若年層に応じた薬物乱用防止教室を開催し、区民の皆さんが危険ドラッグ党の薬物を受け入れない環境を醸成するなど、全国自治体のモデルケースとして「範」を示していく所在であります。思い起こせば、安全・安心な治安の良いまちづくりを進めている当区にとって、6月24日、あの時のショックは、今でも忘れません。この事件で再びこの池袋が怖いまち、危険なまちとしての烙印が押され、立ち直れないのかと危機感を持ちました。私は、素早くあらゆる打てる手だてを講じ、まさに全国に向けて危険ドラッグを排除するのだと注意を示すことが出来ました。これらの対応によって、今まで以上に池袋が安全で安心できるまちへと変貌させてまいります。
 私からの答弁は以上でございますが、その他の質問につきましては、渡邉副区長並びに池袋保健所長から答弁申し上げます。

答弁(渡邉副区長)
 まちづくりのご質問のうち、まず、グリーン大通りオープンカフェ社会実験における利用人数や時間帯の分析などの考察についてのご質問にお答えいたします。
 今回の社会実験ですが、実施期間中、利用者アンケートをはじめ、さまざまな調査を行っております。オープンカフェの利用者数については、現在、集計中ですが、テーブルを設置した5か所の場所ごとに、曜日・時間別の利用者概数をカウントしております。これと、遠藤の歩行者・自転車の交通量調査とをクロス集計することで、グリーン大通りにおける人の動きを分析したいと考えております。次に、協力店舗や利用者からのご意見についてのご質問にお答えいたします。実験期間中、売上が2割増えた週末もあったと一部の事業者から報告をいただいています。また、オープンカフェ利用者へのアンケート調査では、98%の方から「常設化してほしい」との結果が示されております。このほかにも「夜はお酒も飲めると良い」、「犬を飼っているのでオープンカフェが増えるとうれしい」、「冬はストーブがあると良い」といったさまざまなご意見をいただいております。
 次に、オープンカフェの方針についてのご意見にお答えいたします。
 今回の社会実験では、パラソル、テーブルなどの備品類がグリーン大通りの風景にどう馴染むのか、歩行者同線や歩道上の清掃、富貴がどの程度守られるのかといった安全管理や運営面の確認を最優先させましたが、このたびのアンケート調査で寄せられたご意見などを分析し、可能なものから来春2回目の実証実験に反映させていきたいと考えております。こうした新たな取組みに果敢に挑戦し続けるとともに、国家戦略特区の指定も視野に入れながら、快適でしゃれた都市空間の演出と訪れる人を魅了する街づくりを目指してまいります。

 次に、隣接区と連動しコミュニティサイクルを導入することについてのご意見にお答えいたします。
 自転車は交通ルールの中で、自由に走ることができる便利な乗り物であり、健康増進や環境に優しい移動手段として今後利用が増加すると予想されます。自転車の新たな利用方法としてのコミュニティサイクルは、自転車が複数のサイクルポート間を行き来することにより、広域的な面として利用できる交通サービスであると認識しております。コミュニティサイクルについては、近接区の動向や自転車の利用促進を進めている東京都の動向を注視しながら広域的な対応の可能性を含め、今後、調査研究していきたいと考えております。

 次に、リノベーションの北九州市モデルを生かすことと今後の事業展開についてのご質問にお答えいたします。
 北九州市では、2011年8月から経済縮退や人口減少、郊外大型店の進出により衰退している小倉地区で、小倉家守構想のもとに、遊休不動産を活用したリノベーションまちづくりを進めています。これまでの取組みにより、新規事業者、雇用者数、商店街の歩行者量の増加などの成果を上げ、民間主導の公民連携事業者として全国から注目されているまちづくり事業であります。本区においては、住居希望者は増加傾向にある一方で、子育て世帯が住み続けられない等、居住ニーズに応えられえていない実態があります。区内には総務省実施の平成20年住宅・土地統計調査によると21680戸の空き家・空住戸が存在していることから、居住ニーズとストックにミスマッチが生じているものと考えています。そこで、本区で増大する空き家・空住戸など、遊休不動産を活用することで、地域経営課題を解決し、住んで働いて子育てできる持続可能なまちの実現に結び付けたいと考えています。その事業手法として、北九州市で実践され、成果を上げている民間主導の公民連携型まちづくりであるリノベーションまちづくりの手法を取り入れ、賃貸住宅の再生を中心に、空き店舗や空きオフィスの再生など、まちの価値を高めていく手法を取り入れていきたいと考えております。
今後の事業展開についてですが、来年3月に、都内では初のリノベーションスクール開催を目指しています。リノベーションスクール開催にあたっては、再生に取り組む遊休資産の具体的物件が必要となりますので、区内の賃貸オーナーを主な対象として「リノベーションまちづくり塾」を12月5日に開催予定で、その後、来年1月、2月の合計3回を開催することを予定しています。このような不動産オーナーの育成・啓発講座の取組みを通して、賃貸オーナーの意識改革も合わせて行ってまいります。また、本区のリノベーションまちづくりの基本的方向を示す「リノベーションまちづくり基本構想」の策定にむけての検討会を開催する予定です。この検討会では、定量的な分析調査等に基づき、目指すべき方向性や重点エリアの設定など、リーディングプロジェクトの検討を行い、本区の地域特性を活かした基本構想案をまとめ、この基本構想案に基づき、今後、事業展開を図ってまいります。
 私からの答弁は以上でございます。

答弁(池袋保健所長)
 危険ドラッグについてのご質問のうち、保険所の業務時間外に相談できる窓口の対応と啓発時における相談先の明記についてのご質問にお答えいたします。
 まず、時間外の相談対応窓口についてですが、「東京都夜間こころの電話相談」が毎日午後5時から午後10時まで開設されています。これは、危険ドラッグに特化した窓口ではありませんが、こころの問題全般に関するご相談をうけており、健康推進課で実施しております相談事業、薬物使用者支援研修の際には時間内の窓口とあわせて、ご案内をしております。
 また、ご要望の危険ドラッグに関する啓発時の相談先のPRにつきましては、条例制定に合わせ、新たに啓発リーフレット等を検討する予定ですので、その際にわかりやすく相談窓口の一覧を掲載したいと考えています。
 以上をもちまして、関谷二葉議員のご質問に対する答弁を終わります。

Top